レビュー Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5:ドラマティックな描写がクセになるレンズ(作例あり)

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ずっと気になっていた憧れの超広角レンズ「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」を購入しました。

「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」は、両目で見た範囲の風景を柔らかい描写で、ドラマチックに写し出してくれます。特に、モノクロで使うと最高。

しかも、コンパクトで軽いので持ち運びやすいのもお気に入りです。

この記事では、作例も踏まえながら良かった点と残念だった点をレビューしていきます。

良かった点
  • 柔らかい描写と周辺減光が良い感じ
  • コンパクトで軽い
  • 0.5mまで寄れる
残念な点
  • Leica M10-Pだと色被りしてしまう
目次

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 フォトレビュー

スペック

スペック
レンズ構成6群8枚
マウントZMマウント
焦点距離21mm
F値4.5〜22
最短撮影距離0.5m
作成年2007
カラーブラック・シルバー
重量190g

Biogonは、天才ベルテレにより設計された対称型のレンズ構成になっています。オリジナル構成のレンズを引き継ぎ、歪みのない柔らかい描写をしてくれるのが特徴的なレンズ。

製品名に付いている「C」は、コンパクト・クラシックの意味とされています。

なにより、Mマウントレンズで最短撮影距離が0.5mまで寄れるのも良いですね。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

パッケージ内容と外観デザイン

パッケージ内容
  1. レンズ本体
  2. フロントキャップ
  3. リアキャップ
  4. 説明書

パッケージ内容は、レンズ本体、フロントキャップ、リアキャップのみとなっています。

残念ながらレンズフードは、別売りです。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

レンズのビルドクオリティも高く、シルバーの色合いも良く、肌触りも気持ちが良い。

リアキャップを付けていてもコンパクトですね。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

前玉は、ちょっと飛び出しています。あまり気にしなくても良いかもしれないが、傷つけたくない方はレンズフィルターは必須。

傷を付けたくないので、レンズフィルターを装着しています。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

後玉もちょっと飛び出しているので、レンズ交換するとき傷付けないように注意が必要です。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

密かに気に入っている点として、印字されている数字が青色になっていること。シルバーのボディに、青色の文字がワンポイントになっていてかっこいいです。

気づきにくいところだけど、レンズはデザインも大事ですね。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

フィルターサイズは46cm

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」のレンズフィルターは、46cmと比較的小さいので、レンズフィルターも安く手に入れることが出来ます。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

レンズフィルターのカラーは、ブラックとシルバーがあったが、フードを付けてしまうと、完全に隠れてしまうので、ブラックにしました。

フードなしで使うなら、色は統一した方がかっこいいてすね。

レンズフードは別売り

「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」のレンズフードは別売りで、Zeiss Ikon Lens shade 21/25mmを購入すれば使うことが出来ます。

いかにも広角レンズです!って感じのフードになっているので、すぐに広角レンズを使っているのがバレてしまいますね。

ちなみに、フードを装着しての撮影でもケラることはありません。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

装着感(Leica M10-P・M4)と使用感

レンズフードなしでもかっこいい

Leica M10-Pに装着してみました。

「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」は、レンズフードなしでもすごくかっこいいです。

この写真では、レンズフィルターは付けてないが、フードなしで使うなら、レンズフィルターも色を統一した方がかっこいいですね。

フード付けてた状態だとこんな感じ。広角レンズのフードは初めてだったが、なかなか良い感じ。

Leica M4のシルバーとシルバーの組み合わせは、やっぱり相性は良く、レトロ感が増してかっこいいです。

レンズフードを付けても違和感ありませんね。むしろブラックのフードがレンズを引き立てて良い感じ。

絞りリングも回しやすい

Summilux 35mm F1.4などの突起と比べると小さめだが、慣れたら問題なく絞りリングも回すことが出来ます。

使い慣れてきた頃には、突起は使わずにボディのギザギザを使った方が早いことに気づきました。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

コンパクトで軽い

レンズ + リアキャップ + レンズフード込みで237gとコンパクトで軽いレンズ。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

Leica M4Leica M10-Pとの組み合わせでも約800g台なので比較的軽め。

首からぶら下げていても重さを感じることはありません。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5の作例

カラーの撮影は、Leica M4を使いフィルムで撮影しました。

手持ちのLeica M10-Pでは、色被りが酷かったため、色被りしないフィルムでの作例紹介となります。ネガを現像し、JPEGでスキャンをしてからそのまま補正なしでアップです。

超広角レンズにありがちな、周辺が歪んでしまうこともありません。

カメラとの距離が近い被写体だったが、21mmだからこそ収まった写真D。35mmや28mmだと中途半端に切り取ることになってしまうが、全体像を上手く撮れました。

モノクロなら色被りも関係ないので、Leica M10-Pでモノクロ専用レンズとして使っています。

パンフォーカス設定にすれば、ピント合わせも要らないし、被写体が近くでも両目で見ている風景をごっそり切り取ってくれるので、スナップ撮影には便利なレンズです。

こちらも、Leica M10-PのJPEG取って出し。レンズの特性なのかコントラスト高めに仕上げてくれます。

渡部さとるさんの個展で撮らせて頂いた1枚。ご本人を中心として部屋の全体を撮影することが出来ました。21mmを持っていって良かったと感じた1枚です。

もっとC Biogon 21mm f4.5で撮った写真が見たい方は、「C Biogon 21mm f4.5 作例」で記事をアップしているので、興味がある方は覗いてみてくださいね。

21mmより、もうちょっと寄って撮りたいという方は、「Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 ZM」がおすすめです。35mmよりもちょっと引き気味で撮れるので被写体や周辺環境も良い感じに撮ることが出来ます。

Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5の残念なところ

色被りしてしまう

「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」は、残念なことにLeica M10-Pで使うと、周辺がマゼンタの色被りをしてしまいます。Lightroomとかで修正することも出来ますが、いかんせん面倒くさい。

フィルムだと色被りすることはないので、フィルムとモノクロ専用で使うことにしています。

ちなみに、Sigma fpで使うと色被りしないので、LeicaのM型デジタルカメラのセンサーの問題かもしれませんね。

右端にマゼンタの色被り

さいごに:こんな方におすすめ

こんな方におすすめ
  • ダイナミックに風景や建物を撮りたい方
  • パンフォーカスでスナップを楽しみたい方
  • コンパクトで軽いレンズが欲しい方

「Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5」は、コンパクトで軽いし持ち運びしやすいレンズ。

生産が2017年と、オールドレンズというには若いレンズではあるが、Biogon独特な描写が楽しめる使っていて楽しいレンズです。

風景や建物などを撮影することが多い方にはおすすめです。

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Carl Zeiss C Biogon 21mm F4.5 レビュー

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