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【レビュー】フィルムを楽しみたくてLeica M4を購入しました!機械式の操作が心地よい(作例あり)
憧れであった、フィルムカメラのLeica M4をついに購入しました。デジタルのLeica M10-Pからついにフィルムの世界に足を踏み入れてしまった。
フィルムは、前々から気になってはいたが、フィルムを現像に出す手間やフィルム代、現像代がかかるので、腰が重く始めるまでに時間がかかってしまいました。
それでも始めるきっかけとなったのは、フィルムの色合いやノイジーな写真に惹かれてしまい、自分でも撮ってみたかったのと、フィルムの価格の高騰や廃盤が進んでいるのもあり、フィルムカメラを楽しむ最後のチャンスだと思ったからです。
なぜ、Leica M4?フィルム写真を撮りたいなら、安いカメラはたくさんあるし、高価なLeica M4を購入する必要はないのだが、Leica M10-P使い勝手の良さを知っていると、どうしてフィルムもLeicaを使ってみたくなるのです。
実は、フィルムカメラのCONTAX 167MTを使っていて、不満点もあったので、その不満を解消したくてLeica M4を選んだのも理由の一つです。やはりLeicaを知ってしまうと、比較してしまいLeicaマジックにかかってしまいます。
この記事では、Leicaの歴史などは詳しくないので、他のサイトに譲るとして、Leica M4にした理由と使って良かった点、残念だった点、作例を踏まえながらレビューしていきます。
- シャッター音や巻き上げが最高
- 機械式だから一生使うことが出来る
- Mマウントレンズが使える
- 値段が高くなってきている
Leica M4 フォトレビュー
スペックと外観デザイン
スペック | |
---|---|
形式 | 機械式レンジファインダーカメラ |
シャッタースピード | B、1秒〜1/1000秒 機械式 横走り布幕フォーカルプレーンシャッター |
露出計 | なし |
ファインダー倍率 | 0.72倍 |
ファインダー枠 | 35mm、50mm、90mm、135mm |
レンズマウント | ライカMマウント |
巻き上げ | レバー式、1ストローク |
巻き戻し | クランク式 |
製造年 | 1967〜1975年 |
Leica M4の特徴は、機械式なので、定期的にメンテナンスをしていけば、ずっと使っていけるカメラ。
機械式のカメラは大事に使えば一生使えるカメラとなっているが、先にフィルムがこの世からなくなってしまいそうで、一生もののビンテージカメラになってしまそうです。
あと、露出計は非搭載なので、別で露出系を購入しています。
Leica M4を手に入れるためには、状態の良い中古を探すしかないので、根気よく探していました。外観も比較的、綺麗で満足しています。
後ろの部分も綺麗。
フィルムを入れてしまっているので、蓋を開けることは出来ないが、フィルムを入れるところも綺麗で問題ありませんでした。
シャッターボタン、シャッタースピードダイヤル、フィルム巻き上げ、巻き戻しクランクも問題なく使うことが出来ます。天板も傷も少なく綺麗な状態です。
シリアルナンバーから見ると、1970年台ぐらいのLeica M4かな。私が生まれる前のカメラが手元にあるのを見ると感慨深いです。
裏面はすごく綺麗でガタつきなどもありませんでした。
残念なのは、ボディの革がちょっとだけ剥がれてしまっていること。
店員さん曰く、防湿庫に入れている時間が長く、水分が飛んでしまい亀裂が入ってしまったのでは?ということでした。防湿庫に入れてれば安心!という訳ではないのですね。
まぁ、これぐらいであれば、使用する分には問題ないから許容範囲内かな。
あとは、ファインダー部分のところに傷がちょっとだけあるぐらい。
ファインダー内には、クモリやチリもなくクリアに見えます。Leica CLのファインダーも見させてもらったが、やっぱりM型Leicaのカメラのファインダーはすごく綺麗で見やすいと再確認出来ました。
二重像も上下左右と問題なく合わせることができ、ピントのズレなどもありません。
Summilux 35mm F1.4 2ndを装着してみると、より一層、かっこよさが際立ってきます。Leica使っていて分かったことは、軍艦がないカメラの方がスッキリしていて好みなんだと知ることが出来ました。
Leica M4を購入した理由
フィルムが楽しくなったきた
元々、デジタルのLeica M10-Pをメインんで使っています。
しかし、フィルムも気になり始めて、初めてのフィルムカメラは「CONTAX 167MT」で、レンズは「Carlzeiss Planar 50mm F1.7」を購入しています。使っていく内に、フィルムの色合いとレンズの描写力の良さもあいまって、デジタルにはないフィルムの世界に、どんどん引き込まれていきました。
Lightroomのアプリを使い、フィルムライクに編集することも出来るが、やっぱりフィルムはフィルムでしか味わうことが出来ない色合いを知ってしまうと、Leicaのフィルムカメラが気になり始め、Leica M4にゴールすることに。
デジタルも良いけど、古き良きの色合いを楽しむことが出来るのは、フィルムの醍醐味だし、数年後に見返しても色褪せない何かがあるのにも惹かれています。
機械式のカメラが欲しくなった
お世辞にもCONTAX 167MTは、コンパクトで軽い!と言えないカメラで、Leica M10-Pと2台持ちするには、ちょっと重いし、シャッター音もうるさいので、シャッターを切るのに躊躇してしまう場面が多々あり、静かなカメラが欲しいな、と思うことが多くなりました。
それならフィルムLeica!ということで、Leica CL、Leica M6、Leica MPと悩んだ結果、Leica M4を購入することにしました。
検討材料に入っていたLeicaカメラを選ばないでLeica M4にした最大の理由は、機械式カメラと予算です。
Leica CLとM6は内臓露出計が搭載されているため、完全に機械式ではない。もし、壊れてしまい修理が出来なくなってしまっても外付けの露出計を使えば撮影は出来るが、長い目で見ると心配でした。
Leica MPとM6に関しては、完全に予算オーバー。現在の相場だと30〜40万オーバーは当たり前だし、いつフィルムがこの世からなくなってしまうか分からない状況で、そこまでの予算を割くことが出来ませんでした。
以上のことから、Leica M4なら機械式で、予算もリーズナブル!とは言えないが、比較的手に入りやすかったので、購入した訳です。冷静に考えると高いですが…
実際に使ってみるとシャッター音最高!フィルムの巻き上げ最高!カメラを使っていて使いやすさも大事だけど、音も大事だな、と感じるようになりました。細部までLeicaの拘りを感じてしまいます。
Mマウントレンズを使いたかった
Leica M10-Pを使っているので、同じMマウントレンズを使い回しをしたいのもあり、Leica M4を選らんだ理由の一つ。
Mマウントが使えるカメラは、Zeiss Ikon ZMやBESSA R2などがあるが、やっぱりLeicaレンズはLeicaカメラで使いたい。
何度も言ってしまうが、Leicaカメラの使い勝手やなんとも言えない重量感などを体感してしまっていると、フィルムカメラでもLeicaを使いたい欲が出てしまうのです。
すっかりLeicaマジックにかかってしまっていますが、使ってみて分かる、Leicaのなんとも言えない重厚感。たまらない。
Leica M4の作例
レンズは、Summilux 35mm F1.4 2ndを使って撮りました。フィルムは、Kodak ULTRAMAX 400とFUJIFILM 100を使用しました。デジタルでは、表現することが出来ないふわっとした描写がすごく良い。
モノクロフィルムの現像とデータ化(CD化)は、早くて高解像度でやってくれる「フラッシュ 楽天市場店」がおすすめです。
自家現像もチャレンジしてみました。出来るだけコストを抑えたい方にはおすすめです。
Leica M4で使っている露出計
露出計:KEKS Light Meter EM01
Leica M4は、露出計は内臓されていないので、自分で光を読み適正露出に調整する必要があります。私は自分で調整するのが難しいため、外付けの「KEKS Light Meter EM01」を使い適正露出で撮影しています。
「KEKS Light Meter EM01」は、ボタンを押すだけで直感的に操作が出来るし、表示がデジタルなので分かりやすいのがお気に入りです。早く自分でも露出が読めるようになりたい。
デザインが四角で、ホットシューに装着したときに、軍艦みたいに見えるのが個人的にはイマイチ。ですが、これも慣れの世界で軍艦みたいなデザインにも慣れてしまいました。
ちなみに「VoightLander VCメーターII」も評判も良いみたいです。
Leica M4の残念なところ
値段が高くなっている
Leica M4に限らず、Leicaのフィルムカメラは、全体的に値上がりしているため、状態が良いものは、結構お高い。型落ちのガジェットという認識でいると引くぐらいのお値段。
中古でもそれだけ需要があるということだから、Leicaのカメラというのはそれだけ魅力的なカメラだということが分かりますね。
さいごに:こんな方におすすめ
- 手頃なLeicaのフィルムカメラを使いたい方
- 静かなシャッター音や気持ちの良い巻き上げを体感したい方
- 一生使える機械式のカメラが欲しい方
やはりフィルムカメラもLeicaの方が気持ち良く使うこと出来ることを実感してしまいました。
完全にLeicaマジックにかかってしまってはいるが、実際に使ってみてみると誰しもが同じ感覚を覚えると思います。それぐらい、Leicaのカメラは使いやすいし、1度使うとまた使いたいと思わせてくれるカメラであり、使っていて楽しいカメラです。
これからは、フィルムがこの世からなくなるまで、Leica M4を使い家族や良いなと思うシーンをスナップしていきたいと思います。
はぁ、Leica良いよ。
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