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レビュー NOKTON 75mm F1.5:オールドレンズっぽさもありながら描写力の高いレンズ(作例あり)
50mmよりもう少し撮影距離が欲しい!けど、90mm以上は要らないかな?って思うようになり、いろいろ調べていると「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」があることを知りました。
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」の作例を見ているうちに、自分が求めていたレンズなのでは?と思い始め、気づいたら購入していました。試してみたい!と思ったら気持ちが収まらないので、自分の欲求に従うことに…
実際に使ってみると、現行のレンズの割に開放時にはオールドレンズっぽい滲みが出て良い雰囲気が出るし、絞ればシャープな写真が撮れるので、使っていて楽しいレンズです。何より、思った以上に75mmの画角が使いやすい。
しかも、最短撮影距離が0.7mなので、寄って撮ることが出来るのもお気にりです。
この記事では、実際に使って良かった点と残念だった点、作例を踏まえながらレビューしていきます。
- 軽くてコンパクトだらか持ち運びやすい
- 描写力の高いレンズ
- 最短撮影距離が0.7mで寄れる
- 特になし
NOKTON 75mm F1.5 フォトレビュー
スペック
スペック | |
---|---|
焦点距離 | 75mm |
口径比 | 1 : 1.5 |
レンズ構成 | 6群7枚 |
最小絞り | F16 |
画角 | 32.6° |
絞り羽根枚数 | 12枚 |
最短撮影距離 | 0.7m |
距離計連動範囲 | ∞~0.7m |
最大径×全長 | φ62.8 × 63.3mm |
フィルターサイズ | 58mm |
重量 | 350g |
カラー | ブラック、シルバー |
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」の最大の特徴は、75mの中望遠レンズで最短撮影距離が0.7mまで寄れることです。現行以外のLeicaレンズは最短撮影距離が1mが多いので、30cmも近く寄れるのはすごく嬉しい。
F1.5まで開放が出来るので、暗い部屋や夜の撮影が出来るのは最大のメリットですね。
パッケージ内容と外観デザイン
- レンズ本体
- レンズフード
- 前・後キャップ
- 説明書
- 保証書
Leica M10-Pはブラックを使っているので、「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」もブラックを購入しました。シルバーもかっこよかったが、やっぱりブラックで統一した方が何となくかっこいいかなって。
写真には写ってないが、説明書と保証書があります。レンズフードと前・後キャップはレンズ本体に装着済です。
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」のデザインは、クラシカルテイストでどことなく、本家のLeicaレンズを彷彿させてくれます。
使われているパーツも全て金属製を採用しており、見た目や質感も高級感があり所有欲を満たしてくれます。
レンズフードは、ネジ式になっています。
フードを外すとリバースして本体に装着することが出来るので、収納するするときも邪魔になることもありません。ただ、脱着の度にネジを回る作業が面倒ですが。
Leica M10-Pに実際につけるとこんな感じ。
焦点距離を∞(無限)に合わせると、鏡胴部分は奥の方にあります。
焦点距離を0.7mに合わせると鏡胴部分がズームレンズの様に伸びるので、ちょっと大きくなってしまいますね。
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」のレンズフードは、純正のLeicaレンズフードに似ているからかっこいい。
軽くてコンパクトで持ち運びしやすい
大口径の中望遠レンズになるとサイズも大きくなり重くなりがちだけど、「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」は、コンパクトで約385gと軽いので、気軽に持ち運べるのはすごく嬉しい。
やっぱり軽くないと持ち出す機械が減ってしまうから軽さは正義ですね。
焦点距離が違うが「Leica Summicron 90mm」を使っているときは、560gもあったので、持ち歩くのにちょっと億劫になっていました。良いレンズなんですが、やっぱり気軽に写真を楽しみたい身としては軽さは重要ですね。
ヘリコイドも軽くてスムーズ
やっぱりマニュアルフォーカスで大事になってくるのが、ヘリコイドの軽さだと感じています。
「Leica Summicron 90mm」を使っているときは、ヘリコイドが重くてピントが合わせずらく、シャッターチャンスを逃すこともあったので、やっぱりスムーズさは正義なんだと実感しています。
スムーズといっても、くるくる回り過ぎることもなく、メリハリのあるピントの合わせ方が出来るので安心。
フィルターサイズは58cm
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」のフィルターサイズは、58cmです。
まだ、レンズフィルターを購入していないが、レンズが傷つくのも嫌なので、「HAKUBA 58mm レンズフィルター」でも良さそう。
NOKTON 75mm F1.5作例
撮影状況は、天気は晴れ。
Leica M10-Pを使用し、ISOオート、シャッタースピードもオート、F値はほとんど開放で撮影しています。
全体的にコントラストは低めで、ハイライトが強めになりオールドレンズを使っているかのような写真が出来上がります。
開放にするとボケも独特で、本家のSummiluxには負けてしまうが、良い滲み方をしてくれます。だいたいF4ぐらいまで絞ればシャープで描写力も良い感じに。
しかも、最短撮影距離も0.7mまで寄ることが出来るので画作りもしやすいですね。もしかしたら50mmよりも好きな画角かも。
NOKTON 75mm F1.5の残念なところ
「Voigtlander NOKTON 75mm F1.5」を一通り使ってみましたが、使っていて気持ちが良いし、残念なところは感じることはありませんでした。
もっと使い込めば不満な点が見えてくるかもしれないので、その時に追記していきますね。
さいごに:こんな方におすすめ
- コンパクトで軽い中望遠レンズが欲しい方
- こ描写力の良い中望遠レンズが欲しい方
- オールドレンズっぽい写真が撮りたい方
75mmの中望遠レンズなのに、コンパクトで軽いので、持ち運びがしやすいレンズです。
編集しなくてもオールドレンズっぽい感じの写真が撮れるし、雰囲気のある写真を撮りたい方にはおすすめ出来るレンズです。開放時の滲みが最高。
Leica M10-Pだけでなく、富士フィルムのX-S10でも使っていこうと考えています。
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