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レビュー Leica MP 0.72:フィルム撮影がさらに楽しく!所有欲が満たされるカメラ(作例あり)
フィルムをLeica M4で撮り始めてから、ブラックペイントのLeica MP 0.72が気になり、気づいたら購入していました。
Leica M4も良いカメラではあったが、個人的なブラックペイントが好きなこと、内臓露出計のLeicaカメラが欲しかったので、Leica MP 0.72を選びました。(Leica M6は中古にしては高い)
Leica MP 0.72は使えば使うほど、ブラックペイントが剥がれ下地の真鍮が見えてくるのも良い。長い時間かけてオリジナルのエイジングが出来るのも魅力の一つです。
この記事では、実際に使って良かった点と残念だった点、作例を踏まえながらレビューしていきます。
- フィルムでの撮影が楽しくなった
- 軽くてスリムだから持ち出しやすい
- ブラックペイントを見ながらニヤニヤできる
- お値段は高い
Leica MP 0.72 フォトレビュー
スペック
- 35mmフィルムレンジファインダーカメラ(機械式シャッター)
- ライカMバヨネットマウント方式
- ファインダー倍率:0.72倍
- ブライトフレーム:28・35・50・75・90・135mm
- フィルム感度:ISO 6/9°〜6400/39°(マニュアル設定)
- 測光方式:実絞りによるTTL部分測光
- 露出モード:マニュアル露出モード(M)、バルブ(B)
- シャッタースピード:1〜1/1000秒、バルブ、フラッシュ同調速度(1/50秒)
- 電源:リチウムボタン電池(DL 1/3N)
- 材質:真鍮製(ブラックペイント)
- サイズ:約138×77×38mm
- 重さ:約585g
Leica MP 0.72の最大の特徴は、露出計が内蔵されていることです。機械式シャッターを搭載されているので、露出計が使えなくなってもシャッターを切ることが出来ます。
素材も真鍮製でブラックペイントなので、デザインもかなりかっこよくて、使っていてテンションが上がるカメラです。
スリムボディになっているのもポイント高めです。
パッケージ内容と外観デザイン
- カメラ本体
- ノンスリップパッド付きキャリングストラップ
- ボディキャップ
- シンクロ接点カバー
- 電池
パッケージデザイン内容は、日本製のカメラと変わない内容となっています。
露出計がすぐに使えるように電池が付いているのは嬉しい。Leicaの箱は、すごく豪華に作っているから開封するときは、いつもドキドキ…
と言っても開封するのは、Leica M10-P以来ではあるが、今回は新品なのでドキドキ感が違いますね。
あぁ、ブラックペイントのボディが素晴らしい。
Leica M4のシルバークロームもカメラらしくて気に入っていたが、やっぱりブラックで統一されていると雰囲気が全然違いますね。
ブラックペイントを好んで使う方には、街中でカメラを構えても目立たないからと理由で選んでいる方もいるみたい。確かに、首から下げていても目立たないから良いよね。
後ろの方は、フィルムのISO感度を設定するためのダイヤルがあり、6〜6400まで対応しております。
このタイプのISO感度の設定は、初めてだったので戸惑ってしまった。ダイヤルも、硬めで回すのにパワーを要します。簡単に変わってしまっては困るので、問題はないが、使うフィルムのISO感度は統一したくなります。
ISO感度を設定するためのダイヤル以外は、なにもなくシンプル設計で良い。
Leica MP 0.72は、赤丸Leicaのロゴはなく、軍艦部に筆記体のLeicaロゴが控えめにかかれています。
巻き上げノブとシャッタースピードの文字は、赤文字で書かれているので引き締まって見えます。
ホットシューカバーは付属していないので、「ホットシューカバー真鍮製」を購入しています。本体ともマッチしていてすごくかっこいい。
フィルム蓋のベースプレートもブラックペイント仕様。傷が付かないように、テープは貼ったままですが、いつか剥がしてしまう日がきてしまう…
前の方には、露出計を動かくための電池の格納場所があります。電池蓋もボディの柄に合わせており統一感があります。
ちなみに、付属している予備の電池蓋は、マイナスネジのようなデザインになっています。個人的には、このデザインが好きで使っています。
気分によって使い分け出来るのは楽しいかも。
クラシカルなHELIAR classic 50mm F1.5 VMともマッチしているイケンメンさ。シルバーレンズもマッチしているので、レンズはシルバーを選ぶようになりました。
実際に使っての使用感
ファインダーはクリアで視認性が良い
ファインダーの倍率は、0.72倍となっており二重像を合わせるのも快適です。
今まで使っていたLeica M4と同じだが、なぜかクリアで視認性が良いように感じる。新品だから傷やクスミもないから当たり前と言えば当たり前か。
ちなみに、Leica MP 0.72の表示されるブライトフレームは、28・35・50・75・90・135mmと幅広く対応しているのもグッド。広角レンズ好きとしては嬉しい。
Leica MP 0.85は、35・50・75・90・135mm。058倍では、28・35・50・75・90mmとなっています。
シャッター音が気持ちが良い
Leicaに限らず機械式のカメラのシャッター音は気持ちが良い。偏愛になってしまうが、Leicaカメラだとなお気持ちが良い。
各モデルのシャッター音が聞ける動画がアップされていたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。モデルによってシャッター音が違うのも面白いですね。
「なにがし レリーズボタン 真鍮黒染」を使うと、Leica MP 0.72がさらにかっこよく、シャッターボタンが押しやすくなるのでおすすめです。
フィルム巻き上げ、巻き戻しもスムーズ
Leica MP 0.72を購入するときに悩んだのが、まき戻しノブだったが、使ってみるとそれなりに使いやすいです。ギザギザのローレット加工が施されているので、滑ることなく巻き戻すことが出来ます。
使い始めは、上に引き伸ばして巻き戻す行為に違和感を感じていたが、これも慣れですね。Leica M4のクランク式の巻き戻しの快適さには劣ってしまいますが…
別売りで、クランク式にも出来るが、後付けで付けるなら最初からクランク式にしたら良かったのにと思い、購入していません。
スリムで軽くて構えやすい
Leica MP 0.72のボディはスリムになっており握りやすく構えやすいのが良いです。グリップするところはフラットなので、握りやすい!という訳ではないが、スリムになっている分、手に収まる感じです。
Leica M4と比較したいところだが、すでに手放してしまっているので申し訳ない。
装着レンズにもよるが、レンズを装着しても1kg以下なのは持ち運びやすいし、首に下げた状態で歩いても疲れることはありませんでした。ちなみに、装着レンズはHELIAR classic 50mm F1.5 VM。
軽くてスリムなのは正義。
露出計の精度も問題ない
Leica MP 0.72の露出を計測する方法は、TTL部分測光となっています。
下記の画像のシャッター幕の白い部分に、レンズを通った光を当てて計測する方法です。適正露出を計測してくれるので、大きくアンダーになったりハイキーになったりすることはりません。
実際に撮った写真は、Leica MP 0.72の作例のところで紹介するので、参考にしてみて下さいね。
Leica MP 0.72の作例
カラーフィルムとモノクロフィルムで撮影してみました。
モノクロフィルムは、自家現像のため色にムラなどがあるかもしれません。フィルムにも傷があるので、参考程度にして頂けたら助かります。
Leica MP 0.72の露出計でも適正露出で撮影することが出来ています。
使用レンズ
Leica MP 0.72の残念なところ
お値段は高い
2003年に発売されたカメラで現行品として2022年現在では、71,5000円(税込)で発売され続けています。(値上げされている)
発売当初の値段は不明ではあるが、2015年には626,400円に価格変更されています。何度か価格変更されているので、発売当初の値段はもっと安かったと想像することが出来ますね。
フィルム自体も高くなっているし、Leica MP 0.72も高いとなると、買うメリットはどこに?とあるが、これはフィルムで撮影したい!という熱意なんだろうなと。
フィルムも手に入らなくなってしまうと、ただの鉄の塊なんですが。
さいごに:こんな方におすすめ
- フィルムライカで写真を撮りたい方
- ブラックペイントでニヤニヤしたい方
- エイジングを楽しみたい方
Leica MP 0.72は、フィルムカメラとしてはクソ高いので、万人におすすめ出来る訳ではないが、ブラックペイントのフィルムライカで撮影がしたいんだ!という方は間違いなく買いです。
使えば使うほど、自分色に真鍮が顔出してエイジングされるのも魅力の一つです。
気になる方は、ぜひ店頭で触ってみましょう。きっと手ぶらでは帰れなくなります。
それでは、良いカメラライフを!
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コメント一覧 (2件)
71500円では買えないですよ
あ、確かにその値段では買えないですね。完全にミス…教えて頂きありがとうございます!修正しました。